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こんにちはみなさん。

今回の記事はファッションにおける色のお話です。

色彩について学ぶ過程で、ファッションというものは無視できない存在です。

なぜならファッションは色と形でそのほとんどが構成されており、世界中のどんなファッションデザイナーも、色彩の持つ意味やメッセージを考え抜いて作品を作っているからです。

そしてそのファッションでは流行色というものが存在します。

:流行の色はどこで決まるのか?

雑誌やテレビなどで季節の変わり目になると必ず、今年の春夏の流行色はこの色です。などと紹介されることを耳にしたことがあると思います。

でもその流行色とは、いったい誰がどこでどうやって決めているのかは知っていますか?

自然発生的に決まっているのか?

ファッション業界の陰謀なのか?

さまざまな意見があると思いますが、実はとあるところで実シーズンの約2年ほど前に、流行色というのはきちんと決められているのです。

その流行色を決定しているところが、“インターカラー” というところです。

下のサイトで概要が確認できます。

日本流行色協会

このインターカラーで、翌々年の春夏、秋冬のそれぞれのシーズンにおける流行色を加盟している国の代表者たちが持ち寄ったカラーサンプルをもとに話し合い、決定します。

なぜ2年も前から決めるのか?

それは、実際の製品として洋服が市場に出るまでにさまざまなところでテストされるからです。

ファッション業界と一言にいっても、その業界を構成するのはさまざまな職種や業界です。

繊維業界

染織

デザイナー

その他問屋などなど。

そういったさまざまな業界でテストをしていき、市場に出ていくのです。

:流行色が市場に出ていくまで

インターカラーで決められた流行色が実際に市場に出るまでの流れをざっくりと見ていきましょう。

・インターカラーで流行色が決定する。

・その色にが繊維業界や染織業界でテストされる。

・デザイナーがその色に基づき服をデザインしていく。

・パリ、ミラノ、ニューヨークなどの三大コレクションのファッションショーで発表される・

・その後実際に流通し店舗に並ぶ。

以上のような流れになります。

だいぶ簡略化していますが、概ねはこんな感じですね。この一連の流れを終えるまでに2年かかるのです。

:2018年春と夏の流行色

では実際に男女別に2018年の春夏の流行色を見てみましょう。

下記が女性です。

こちら男性

流行色というのは一色ではなく、男女それぞれでカラーテーマが設定されており、4つのカラーグループに分けて設定されています。

時代背景などが反映され、グループごとにメッセージを持っているんですね。

女性編

カラーテーマ UTOPIA

1、Gender Neutral

性別を超えた新しい中性的なニュートラルカラー中心

2、Selfwhere

民族性などのアイデンティティを中心にしたカラー

3、Air Cap

自然な色合いや澄んだ空気感をイメージさせるカラー

4、Limitless

不景気などの将来不安を吹き飛ばすような天真爛漫でありつつ上品さもあるカラー

男性編

カラーテーマ Pray for Peace

1、Dolce Vita

1950年代のイタリア、ローマの上流階級のファッションイメージに見られる上質で洗練されつつもナチュラルな雰囲気をベースとしているカラー

2、Tribal Beach

エスニカルなイメージとクレオールイメージとのハイブリットされたカラー

3、Riviera Chic

ヨーロッパの高級海岸線リゾートエリアをイメージしたマリーンカラーグループです。

4、Belle Epoque

全体のテーマを象徴するグループです。高明度で装飾感のあるカラーイメージです。

5、Easy Tech Sports

今シーズンのトレンドでもあるスポーツムードのグループ。ハイテク素材によるエアリーでケミカルなニュアンスと、ナチュラルな天然素材による二方向が特徴のカラーグループです。

以上のような色をちょっと意識してお店を見ると、結構この流行色が使われているのがわかると思います。

特に男女ともに使いやすい黄色や辛子色がメインカラーとして多いように感じますね。

:流行色が外れることもある

基本的にインターカラーで決められた流行色が流行らないということはそうそうありません。

予測ではないので、そもそも外れるということがないのが理由ですが、それでも稀に流行色の服が流行らない、つまりは売れないことはあります。

その要因は、流行色の決定から実際に市場に並ぶまでの間に戦争や大規模な災害などのネガティブな出来事があった場合、流行色によって演出されるはずの空気感と社会の空気にズレが生じて、購買意欲が下がり結果的にファッション業界全体の不景気となるのです。

ここ最近であれば東北の震災などですね。

そういうことがあった年に、鮮やかな明るい色を流行色として打ち出していてもあまり流行らないのです。

いかがでしたでしょうか?

トレンドカラーを知り普段の洋服のコーディネートなどに活かしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

創作活動継続のためのチップをお願いいたしますm(__)m